
2009年11月08日
さらしものは何ですか?
先日の管理者セミナーで頂いてきた講師の方の
著書であります。分かりやすく読みやすい、いわゆる
技術者の心構えを学ぶ本なのですが。
どうもセミナーの自己啓発的なハイテンションが自分には
性に合わない。積極的に発言し、行動し、想いをぶつけ合う
ことになんとなく虚しさを感じてしまうのですね。
暗くてこもりがち、かつ全体主義の秩序を重んじる。
属性がDark-Lawなんですね。邪神です。ちとマニアックか。
こういう本で心を磨くのも、たまにはいいかもしれませんがね。
2009年10月26日
スは宇宙(スペース)のス
レイ・ブラッドベリのSF短編小説です。無名ですかね。
某漫画でちらっと登場して、探していたのが「RはロケットのR」
だったのですが、これしか見つからない。
けっこう、マニアックな作品には違いないでしょう。
エドガー・アラン・ポーやH・G・ウェルズを父と呼び、暗い
闇の中に潜む恐れと、そこから生み出でる想像力を人の生きる
価値であると語る、闇を崇拝するSF小説家です。
作中の「火の柱」は近い未来、精神的な恐怖や不安が去勢され、
合理的に洗練された世界に過去の死者が一人復活する話。
ミステリーやオカルトの文献・墓場・死体・そして死の観念を
「無駄」として処理していく世界に、今まさに処理されつつある
「恐怖の蘇る死者」がただ一人戦いを挑みます。
「恐怖や不安を捨てて、人間と呼べるのか?」声を張り上げる死者。
危険や問題を徹底して取り除く世界の果てに、待っているのは本当に
模範的で清廉な生き方なのか?
昔アウターゾーンという漫画で、あらゆる漫画が有害として作者や
作品を徹底的に処罰する未来世界の話がありましたが、きっと同じ
ことを言いたかったのではないでしょうか。
「火の柱」は今現在も人が持つべき闇を少しづつ焼き払い続けていないか?
光の下で影を生じないものなど、存在しないも同義ではないのか?
今こそ、考えるべき内容だと思います。
2009年09月18日
軽井沢のセンセに失礼。
「越天楽がきこえる」は信濃のコロンボシリーズじゃ無え!
そっちと混ぜたらせっかくの車椅子の美少女が出てこれない
じゃねえか。まあ期待はずれのキャストで出されるよりましだが。
原作劣化させるのは京太郎だけにして、内田康夫センセには
お手を触れないようお願いしたいもの。
榎木さんの浅見光彦シリーズまでは、きっとファンも許しているはず。
録画し忘れたからもう一回やってくれ、天河伝説。
2009年03月30日
クラインの壷
岡嶋二人の名作、クラインの壷。
新型バーチャルリアリティーゲーム装置の
実験に協力した青年が
完璧な仮想現実の中で現実と非現実の
境目を見失う物語。
プロットとしてはこれだけなのだが…抜けられなく
なるまでの書き込みが秀逸。名作ですな。
…これはゲーマーが常に直面するジレンマ。
リアルを追求する事はゲームの目的であり、そしてまた
ゲームの本筋からの脱線でもある。
かくもゲーマーというものは難しい生き物なのですよ。
うん、またハードコア書こうかねえ!
2008年09月19日
人生の二十則
学生時代からよんでいたシリーズの推理小説の最新作を最近読み終えました。
青春時代には休み時間毎に本を開いていたものですが…最近はたまに手をつけるくらいに
なってしまいました。寂しいことです。
しかし、やはり古典の血を引く推理小説は心躍ります。これから先、少しでも本と触れ合い続ける
人生を歩んでいけると良いのですが。ふむ。