潜入!ねこまたぎ探検隊
遺跡を脱出したマタギは将軍との決着をつけるべく
戦艦「ぺティグリー」へ潜入する。
幾度と無く対立し、立場は違えど考古学の情熱はお互い
激しく理解している。
だからこそ、法を犯してまで知識を追求する将軍を
この手で止めなければならない。
「エンジンルームは…どこだ?」
将軍の部下や監視カメラの目をくぐりぬけ、マタギは無数のドアを
片っ端から調べていく。
「くそ…時間が無い!早くしないと本国へ逃げられてしまう…!」
突然足元がブルッと震え、体が揺らぐ。どうやら出航したらしい。
焦るマタギの目の前に、巨大な鉄塊が姿を現す。
「あった…!」
エンジンルーム中心部、メインエンジン。
弩級の戦艦の推進力を担うだけあり、その大きさは畏怖を覚えるほどだ。
マタギはかばんからありったけの角砂糖を取り出し、給油口を開いて
じゃんじゃん放り込んだ。
「さあ、大詰めだぞ…!」
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